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ヴァージン・スーサイズ

The Virgin Suicides
 (アメリカ 1999)


製作総指揮
ウィリー・バール/フレッド・フークス
製作
フランシス・フォード・コッポラ/ジュリー・コスタンゾ/ダン・ハルステッド/クリス・ハンリー/ゲイリー・マーカス/フレッド・ルース/スザンヌ・コルヴィン/ジョーダン・ガートナー
監督
ソフィア・コッポラ
原作
ジェフリー・ユーゲナイデス
脚本
ソフィア・コッポラ
撮影
エドワード・ラッシュマン
音楽
リチャード・ベッグス/エア
ジャンル
コメディ/ドラマ/恋愛
パロディ
小さな恋のメロディ(1971)

キャスト
ジェームズ・ウッズ
リズボン氏
キャスリーン・ターナー
リズボン夫人
キルスティン・ダンスト
ラックス・リズボン
ジョッシュ・ハートネット
トリップ・フォンテイン
マイケル・パレ
トリップ・フォンテイン(成人後)
スコット・グレン
ムーディ神父
ダニー・デヴィート
Dr。ホーニカー
A・J・クック
メアリー・リズボン
ハンナ・R・ホール
セシリア・リズボン
レスリー・ヘイマン
テレーズ・リズボン
チェルシー・スウェイン
ボニー・リズボン
ジョナサン・タッカー
ティム・ワイナー
ジョヴァンニ・リビジー
ナレーター
ヘイデン・クリステンセン
ジェイク・ヒル・コンリー

内容
 数学教師のリズボンと妻の間には5人の美しい娘がいた。しかし13歳の末っ子セシリアの謎の自殺がきっかけとなって、近所の少年達は4人の姉妹に益々、興味を抱きはじめるが、四女ラックスの朝帰りを機に事態はとんでもない結末に向かっていく…。
 70年代のアメリカ郊外の町で起こったある一家の悲劇を、ほんの少しのユーモアとポップな映像で女性ならではのキュートな作品に仕上げたソフィア・コッポラの長篇デビュー作。ところどころにちりばめられたビージーズや10CC、キャロル・キングといった70年代を代表する懐かしのナンバーも心地いい。
 テーンエイジャーの自殺という重いテーマが背景にありながらも、美少女達に魅せられた少年達のロマンチックな妄想や姉妹達の部屋を飾るカラフルな装飾、パフューム、レコードなど、遊び心いっぱいのストーリーで楽しめる。
 華やかでありながら、どこか空虚な印象を持つ少女達。いったい彼女達を自殺に追いやったのは何だったのか?それは自分の意志で行動することが許されなかった彼女達の最後の抵抗だったのかもしれない…。