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バルカン超特急
The Lady Vanishes
 (イギリス 1938)


製作 エドワード・ブラック
監督 アルフレッド・ヒッチコック
原作 エセル・リーナ・ホワイト
脚本 シドニー・ギリアット/フランク・ローンダー
撮影 ジャック・コックス
音楽 ルイス・レヴィ/セシル・ミルナー
ジャンル アクション/コメディ/ミステリー/スリラー
リメイク レディ・バニッシュ 暗号を歌う女(1979)
シリーズ Crock's Tour(1939)
Night Train to Munich(1940)
Millions Like Us(1943)
受賞 NY批評家協会賞 監督賞

キャスト
マーガレット・ロックウッド アイリス・マチルダ・ヘンダーソン
マイケル・レッドグレイヴ ギルバート・レッドマン
ポール・ルーカス Dr。ハーツ
デイム・メイ・ホィッティ ミス・フロイ
セシル・パーカー エリック
リンデン・トレイヴァーズ マーガレット
ノーントン・ウェイン カルディコット
バジル・レッドフォード チャーターズ
メアリー・クレア イザベル
アルフレッド・ヒッチコック 駅の男

内容
 列車を舞台にしたサスペンス・ドラマは、「007/ロシアより愛をこめて」「オリエント急行殺人事件」など数多く作られているが、この作品はそれらの原点となるものだ。
 物語は雪で立ち往生した列車の乗客が、駅のそばのホテルに泊まるはめになるところから始まる。老婦人、クリケット好きのふたり連れ、人妻、弁護士、作曲家などが一夜を過ごすのだが、そこで殺人が発生。
 翌朝、列車に戻った乗客たちは旅を続けるが、今度は、コンパートメントに乗り合わせた老婦人が突然消えてしまうという奇怪な事件が起こる。
 疾走する密室というヒッチコックらしい設定、センスのある会話、連続するスリルとアクションは第一級の趣。