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嵐が丘
Wuthering Heights
 (アメリカ 1939)


製作 サミュエル・ゴールドウィン
監督 ウィリアム・ワイラー
原作 エミリー・ブロンテ
脚本 ベン・ヘクト/チャールズ・マッカーサー
撮影 グレッグ・トーランド
音楽 アルフレッド・ニューマン
ジャンル ドラマ
リメイク 嵐が丘(1920、1954、1970、1985、1991、1992)
受賞 アカデミー賞 撮影賞
NY批評家協会賞 作品賞

キャスト
ローレンス・オリヴィエ ヒースクリフ
マール・オベロン キャシー・リントン
デヴィッド・ニーヴン エドガー・リントン
フローラ・ロブソン エレン・ディーン
ヒュー・ウィリアムズ ヒンドリー
ジェラルディン・フィッツジェラルド イザベラ・リントン
ドナルド・クリスプ Dr。ケネス
レオ・G・キャロル ジョゼフ
マイルズ・マンダー ロックウッド

内容
 豪華スタッフによる、ブロンテの名作の初めての映画化。運命に翻弄される男女の姿を、ウィリアム・ワイラーが、重厚な演出で描き上げた傑作。のちの多くのリメイク作品が、本作への脚注にさえ思われる“映画の古典”である。
 地方の名家の養子となったヒースクリフは、ジプシーの血を引く野性児であった。彼は養父アーンショーのもとで、血のつながりのない兄ヒンドリーと妹キャシーとともに“嵐が丘”と呼ばれる古い館に暮らしてきた。兄は彼を嫌っていやがらせを続けるが、永遠の愛を誓った妹を心の支えに彼は生きてきた。
 ところが父の死後、家督を譲り受けた兄は、無情にも彼に馬屋番を命じる。数年の間、屈辱を堪え忍んだヒースクリフはある日、社交界へのデビューに気もそぞろの妹をなじり、激情の果てにひとり都会へ向かった。
 数年後、遊興におぼれるヒンドリーと地元の名家リントンの息子エドガーに嫁いだキャシーのもとに、都会で財をなしたヒースクリフ帰還の報が……。