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ハイ・シェラ
High Sierra
 (アメリカ 1941)


製作 ハル・B・ウォリス/マーク・ヘリンジャー
監督 ラウール・ウォルシュ
原作 W・R・バーネット
脚本 W・R・バーネット/ジョン・ヒューストン
撮影 トニー・ゴーディオ
音楽 アドルフ・ドイッチ
ジャンル クライム/スリラー
リメイク 死の谷(1949)/I Died a Thousand Times(1955)

キャスト
アイダ・ルピノ マリー・ガーソン
ハンフリー・ボガート ロイ・‘マッドドッグ’・アール
アラン・カーティス ‘ベイブ’・コザック
アーサー・ケネディ ‘レッド’・ハッテリー
ジョーン・レスリー ヴェルマ・‘パット’・ボーマム
ヘンリー・フル ‘ドク’・バントン
ヘンリー・トレイヴァーズ グッドヒュー

内容
 社会から糾弾され追い詰められる前科者の逃避行をテーマにした“ボニーとクライド”型ドラマのうちでも傑作の1本。
 “狂犬”のニックネームを持つ凶悪犯ロイは特赦で8年ぶりに出所するが、昔のよしみで仲間と強盗をするはめに。これが最後と、ロイが承知した一流ホテル強盗で彼は警察に知られ、おたずね者となる。
 ロイに惚れたマリーが行動をともにするが、やがて彼はハイ・シェラ(=高い山)に追い詰められていく。
 敵役専門だったハンフリー・ボガートが初めて主演男優として注目された記念すべき作品。脚本のジョン・ヒューストンが同じボガート主演の「マルタの鷹」で監督となるのもこの年のこと。