拡大
失われた週末
The Lost Weekend
 (アメリカ 1945)


製作 チャールズ・ブラケット
監督 ビリー・ワイルダー
原作 チャールズ・R・ジャクソン
脚本 ビリー・ワイルダー/チャールズ・ブラケット
撮影 ジョン・F・サイツ
音楽 ミクロス・ローザ
ジャンル ドラマ
受賞 アカデミー賞 主演男優賞(レイ・ミランド)/監督賞/作品賞/脚本賞
カンヌ映画祭 主演男優賞(レイ・ミランド)/グランプリ
ゴールデン・グローブ賞 作品賞/主演男優賞(レイ・ミランド)/監督賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー 主演男優賞(レイ・ミランド
NY批評家協会賞 主演男優賞(レイ・ミランド)/監督賞/作品賞

キャスト
レイ・ミランド ドン・バーナム
ジェーン・ワイマン ヘレン・セント・ジェームズ
フィリップ・テリー ウィック・バーナム
ハワードダ・シルヴァ ナット
ドリス・ドーリング グロリア
フランク・フェイレン ‘ビム’・ノーラン
メアリー・ヤング デヴァリッジ夫人
アニタ・シャープ・ボルスター フォーリー夫人
リリアン・フォンテイン セント・ジェームズ夫人
ルイス・L・ラッセル セント・ジェームズ

内容
 売れない小説家ドンは、同居の兄の努力にもかかわらず、アルコール中毒から脱け出せない。兄の目を盗んでは飲み、飲み代がなくなれば、兄が貸していたお手伝いさんへの礼金も酒代に替えてしまうありさま。タイプライターを質に入れ、飲み代にしようとするが、休日のためそれもならず、あげくは酒場をうろついて気絶。気がつくとアル中患者の収容所に入れられている。
 そこを逃げ出したドンは、絶望からピストル自殺を図るが、恋人に制止され、今度こそは酒と縁を切ろうと決心する。
 精神不安定な主人公の苦悩を、不安と緊迫感のなかに描いた傑作で、それまで二流役者だったミランドにオスカーをもたらした。