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三人の妻への手紙
A Letter to Three Wives
 (アメリカ 1949)


製作 ソル・C・シーゲル
監督 ジョゼフ・L・マンキーウィッツ
原作 ジョン・クレンプラー
脚本 ジョゼフ・L・マンキーウィッツ/ヴェラ・キャスパリー
撮影 アーサー・C・ミラー
音楽 アルフレッド・ニューマン
ジャンル コメディ/ドラマ
受賞 アカデミー賞 監督賞/脚本賞

キャスト
ジーン・クレイン デボラ・ビショップ
リンダ・ダーネル ローラ・メイ
アン・サザーン リタ・フィップス
カーク・ダグラス ジョージ・フィップス
ポール・ダグラス ポーター・ホリングスウェイ
バーバラ・ローレンス ベイブ
ジェフリー・リン ブラッド・ビショップ
コニー・ギルクリスト フィニー夫人
フローレンス・ベイツ マンリー夫人
ホバート・キャヴァノー マンリー
セレスト・ホルム アディ・ロス(声)

内容
 “あなたたちのご主人のうちのひとりと駆け落ちします”。こんな手紙が町いちばんの美女から3人の妻たちに届いた。心あたりがある3人の妻たちの回想を通して、夫より稼ぎが多く立場が逆転している妻、金目当てで結婚したものの満たされない生活を送る妻の横行する、40年代アメリカを皮肉ったコメディ。
 巨匠マンキーウィッツ監督らしいウィットとアイロニーに富んだ台詞まわし、回想シーンと現実がテンポよく交錯する演出は洗練されており、アカデミー監督賞、脚本賞受賞はうなずける。また、手紙の主アディ役のセレスト・ホルムが最後まで姿を見せず、狂言まわし的役目を果たすのもシャレた趣向だ。