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カビリアの夜
Le notti di Cabiria
(イタリア・フランス 1957)


製作 ディーノ・デ・ラウレンティス
監督 フェデリコ・フェリーニ
原作 フェデリコ・フェリーニ
脚本 フェデリコ・フェリーニ/エンニオ・フライアーノ/トゥリオ・ピネリ
撮影 アルド・トンティ
音楽 ニーノ・ロータ
ジャンル ドラマ
リメイク スウィート・チャリティ(1969)
受賞 アカデミー賞 外国語映画賞
カンヌ映画祭 主演女優賞(ジュリエッタ・マシーナ)/国際カトリック映画事務局賞
サンセバスチャン国際映画祭 主演女優賞(ジュリエッタ・マシーナ

キャスト
ジュリエッタ・マシーナ カビリア
フランソワ・ペリエ オスカル
アメディオ・ナザーリ アルベルト
アルド・シルヴァーニ ヒプノティスト
フランカ・マルチ ワンダ
ドリアン・グレイ ジェシー
ピナ・ガランドリ マチルダ

内容
 カビリアはローマの夜の女。人のよい彼女は何度も男にだまされて泣きをみるが、人を信じて疑わない無垢な魂をもっていた。夜ごと男たちに拾われ、ある時は有名な映画スターに会ったり、ある時は教会で敬虔な気持ちに襲われたり。
 そんなある日、彼女の前にオスカルという青年が現れる。カビリアはオスカルに夢中になり彼から結婚を申し込まれると、家を売り払ってすべてを金に替えてしまう。だがオスカルもこれまでの男と同じだった。泣きくずれるカビリア。それでもその泣き顔にいつしか微笑みが戻ってくる。
 無垢な魂の遍歴を優しく描いたペーソスの漂う名作。マシーナの演技が素晴らしい。なお、「白い酋長」(1952)からのスピンオフ版である。