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王子と踊子
The Prince the Showgirl
(イギリス・アメリカ 1957)


製作総指揮 マリリン・モンロー/ミルトン・H・グリーン
製作 ローレンス・オリヴィエ/アンソニー・ブッシェル
監督 ローレンス・オリヴィエ
原作 テレンス・ラティガン
脚本 テレンス・ラティガン
撮影 ジャック・カーディフ
音楽 リチャード・アディンセル
ジャンル コメディ/恋愛
受賞 ナショナル・ボード・オブ・レビュー 助演女優賞(シビル・ソーンダイク)

キャスト
ローレンス・オリヴィエ チャールズ
マリリン・モンロー エルシー
ジェレミー・スペンサー ニコラス王
シビル・ソーンダイク 女王
リチャード・ワティス ノースブルック
エスモンド・ナイト ホフマン

内容
 1911年ロンドン。ジョージ5世の戴冠式に招かれたカルパチア王国の大公殿下は、その夜観賞したレビューの一座の踊子にいたく心を奪われ、ふたりきりの晩餐に彼女を招待する。
 しかしおかたい大公の愛の言葉は陳腐をきわめ、踊子はすっかり幻滅。2度目の口説きは音楽と光の効果も万全で大成功となり、彼女も本気で彼を愛し始めるのだが……。
 ラストのほのぼのとした別れに終わるこの身分違いの恋物語は、オリヴィエとモンローの好対照の個性と演技が、格調を忘れぬオリヴィエ自身の演出にうまく生かされて、類似の宮廷ロマンス映画の中では出色のでき。
 小品ながら、モンロー全盛時代の忘れがたい佳作である。