情婦
Witness for the Prosecution
(アメリカ 1957)
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製作総指揮 | エドワード・スモール | |
製作 | アーサー・ボーンブローJr。 | |
監督 | ビリー・ワイルダー | |
原作 | アガサ・クリスティ | |
脚本 | ビリー・ワイルダー/ハリー・カーニッツ | |
撮影 | ラッセル・ハーラン | |
音楽 | マティ・マルネック | |
ジャンル | ミステリー | |
受賞 | ゴールデン・グローブ賞 | 助演女優賞(エルザ・ランチェスター) |
キャスト | |
タイロン・パワー | レナード・スティーヴン・ヴォール |
マレーネ・ディートリッヒ | クリスティーネ・ヘルム・ヴォール |
チャールズ・ロートン | サー・ウィルフリッド・ロバーツ |
エルザ・ランチェスター | ミス・プリンソル |
ジョン・ウィリアムズ | ブロガン・ムーア |
ヘンリー・ダニエル | メイヒュー |
イアン・ウルフ | カーター |
内容 |
アガサ・クリスティの短編小説「検察側の証人」を彼女自身が舞台化、それをワイルダーが映画化した裁判ドラマ。 ロンドン郊外に住む金持ちの女性が殺された事件で有力容疑者とされた男レナードは、裁判の弁護をロンドンきっての弁護士ロバーツ卿に依頼する。レナードのアリバイを立証できるのは妻のクリスチーネだけ。が、妻の証言ではアリバイは成立しない。公判の当日、クリスチーネは検察側の証人として出廷し、思いがけない証言をした……。 このあと裁判は二転三転、映画も意外な結末を迎える。気丈な妻を演じるディートリヒの演技もいいが、病みあがりで酒と葉巻を禁じられているという設定の頑固な弁護士役のチャールズ・ロートンと、付き添い看護婦役エルザ・ランチェスターとのユーモラスなやりとりにワイルダーらしい味つけが感じられる。 “ご覧になっていない方のために決して結末を口外なさらないように”というナレーションがエンドマークのあとにつく。 |