激しい季節

Estate Violenta
 (フランス・イタリア 1959)


製作 リルヴィオ・クレメンテッリ
監督 ヴァレリオ・ズルリーニ
脚本 ヴァレリオ・ズルリーニ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ/ジョルジオ・プロスペリ
撮影 ティノ・サントーニ
音楽 マリオ・ナシンベーネ
ジャンル ドラマ/恋愛

キャスト
ジャン・ルイ・トランティニャン カルロ
エレオノラ・ロッシ・ドラーゴ ロベルタ
ジャクリーヌ・ササール ロッサーナ
カティア・カーロ ジェンマ
リラ・ブリニョーネ シニョーリナ
ラフ・マッティオリ ジュリオ
エンリコ・マリア・サレルノ カルロの父
フェデリカ・ランチ マッダレーナ

内容
 第二次世界大戦も末期に近い夏、高級避暑地リッチョーネで上流社会の若いグループが、祖国の苦境をよそに青春を享楽している。パーティの主人公ロッサーナが心を寄せていたのは、途中からやって来たファシスト党高官の息子カルロだった。
 こんな町にも突然、敵機が来襲。海岸を逃げまどううちにカルロは、小さな女の子を連れた未亡人ロベルタと言葉を交わした。激しく彼女に惹かれたカルロは別荘のパーティに誘い、ふたりはいつしか抱擁しあう。
 イタリアン・ネオ・レアリスモ以後の監督、ズルリーニの苦い青春を描いた傑作。パーティでかかる「テンプテーション」のメロディが強く心に残る。