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勝手にしやがれ
A Bout de Souffle
 (フランス 1960)


製作 ジョルジュ・ド・ボールガール
監督 ジャン・リュック・ゴダール
原作 フランソワ・トリュフォー
脚本 ジャン・リュック・ゴダール
撮影 ラウール・クタール
音楽 マルタル・ソラル
ジャンル クライム/ドラマ/恋愛
リメイク ブレスレス(1983)
受賞 ベルリン国際映画祭 監督賞

キャスト
ジャン・ポール・ベルモンド ミシェル
ジーン・セバーグ パトリシア
ダニエル・ブーランジェ 警部
ジャン・ピエール・メルヴィル パルフレスコ
アンリ・ジャック・ユー アントニオ
ヴァン・ドゥード ジャーナリスト
クロード・マンサール クラウディアス
ジャン・リュック・ゴダール

内容
 原案はフランソワ・トリュフォーが担当、クロード・シャブロルも製作に参加したと言われ(実際は何もしていなかった)、ゴダールと合わせてフランスの代表的映画雑誌『カイエ・デュ・シネマ』の3人がそろいぶみした、ヌーヴェル・ヴァーグの決定打と言われる作品。
 既成のフランス映画の概念、ひいては映画製作の常識を覆し、アメリカン・ニュー・シネマにも決定的影響を与えた。
 自動車泥棒ミシェルは警官を殺してパリに逃げて来た。ガールフレンドのアメリカ人パトリシアとは互いに自由を許しあった束縛のない愛を楽しんでいる関係。
 警察の手は迫り、パトリシアはミシェルの愛を確かめるため彼の居場所を密告、ミシェルにも警察の追跡を知らせる。逃げるミシェルの背後から警官が射つ。“俺は最低だ”と自らの手でまぶたを閉じて死ぬミシェル。“最低って何のこと?”とつぶやくパトリシア……。