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ボッカチオ'70
Boccaccio'70
 (イタリア・フランス 1962)


製作
カルロ・ポンティ
監督
ヴィットリオ・デ・シーカフェデリコ・フェリーニ/マリオ・モニチェッリ/ルキノ・ヴィスコンティ
脚本
スーゾ・チェッキ・ダミーコ/チェザレ・ザヴァッティーニ/エンニオ・フライアーノ/トゥリオ・ピネリ/ブルネロ・ロンディ/ゴフレッド・パリーゼ
撮影
ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽
ニーノ・ロータ/アルマンド・トロバヨーリ
ジャンル
コメディ/ドラマ/オムニバス

キャスト
マリサ・ソリナス
ルチアーナ
アニタ・エクバーグ
アニタ
ロミー・シュナイダー
プープ
ソフィア・ローレン
ゾエ
ジェルマノ・ジリオリ
レンツォ
ペッピーノ・デ・フィリッポ
Dr。アントニオ
トマス・ミリアン
オッタヴィオ
ルイジ・ジュリアーニ
ゲターノ

内容
 14世紀イタリアの作家、ボッカチオの艶笑譚「デカメロン」の現代版とも言うべきオムニバス映画。イタリアの4大監督が顔をそろえ、60年代でもっともセクシーな女優が艶を競っている。
 第1話は名コンビ、デ・シーカとローレンの「くじ引き」で、遊園地の射的場を舞台に、富くじの1等賞、ローレンの肉体をなんとしても射留めようとする男たちの姿が滑稽に描かれている。
 第2話は道徳に凝り固まったアントニオ博士が、夜ごと看板から抜け出してくるグラマーな美女にもてあそばれ、ついに発狂してしまうというフェリーニらしい奇想天外な挿話。
 第3話は、結婚をひかえたレンツォとルチャーノの青春を軽快なテンポで描いたもので、日本公開時にはカットされた。
 ヴィスコンティの第4話は貴族の若夫婦の倦怠ぶりをアイロニカルに描いた物語。全編室内シーンで構成され、ヴィスコンティ美学が横溢する。