拡大
僕の村は戦場だった
Ivanovo detstvo
 (ソ連 1962)


監督
アンドレイ・タルコフスキー
原作
ウラジミール・ボゴモーロフ
脚本
ウラジミール・ボゴモーロフ/ミハイル・パパーワ
撮影
ワディム・ユソフ
音楽
ウラチェスラフ・オフチニコフ
ジャンル
ドラマ/戦争
受賞
ヴェネチア映画祭 金獅子賞

キャスト
ニコライ・ブルリャーエフ
イワン
ワレンティン・ズブコフ
ホーリン大尉
エフゲーニー・ジャリコフ
ガルツェフ
ワレンチーナ・マリャーヴィナ
マーシャ
アンドレイ・コンチャロフスキー
兵士

内容
 第二次大戦中、ドイツ軍の戦火で故郷の村を失い、母と妹も行方不明になり、ひとりぼっちとなった12歳のイワン少年。ドイツ軍を憎悪するイワンは少年斥候兵となって活躍し、彼がもたらす多くの情報は味方にとって貴重なものだった。だが、その任務は危険きわまりない。
 親代わりのホーリン大尉は、そんなイワンを心配して、幼年学校へ入れようとするが、イワンは聞き入れない。そして、ある日、イワンはついに帰ってこなかった……。
 戦争の悲惨さを12歳の少年の悲劇をとおして描いたアンドレイ・タルコフスキーの長編デビュー作。過酷な戦争シーンに、リリカルで詩的な少年の回想シーンを織りまぜた美しい映画詩となっている。