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太陽はひとりぼっち
L'Eclisse
 (イタリア・フランス 1962)


製作
レイモン・アキム/ロベール・アキム/ダニーロ・マルチアーニ
監督
ミケランジェロ・アントニオーニ
脚本
トニーノ・グエッラ/ミケランジェロ・アントニオーニ/エリオ・バルトリーニ/オッティエロ・オッティエリ
撮影
ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
音楽
ジョヴァンニ・フスコ
ジャンル
ドラマ/恋愛
受賞
カンヌ映画祭 審査員特別賞

キャスト
アラン・ドロン
ピエロ
モニカ・ヴィッティ
ヴィットリア
フランシスコ・ラバル
リカルド
ルイ・セニエル
エルコリ
リリア・ブリニョーネ
ヴィットリアの母
ミレオーラ・リチアルディ
マルタ

内容
 「情事」「」で人間関係の断絶をテーマにしてきたアントニオーニ監督の代表作の1本。都会に生きる人間たちの不確かな恋愛感情をモノクロのシャープな映像感覚で追求した作品。
 ヴィットリアはふとしたことで、証券取引所で会った仲買人のピエロに心惹かれ、関係を持つようになる。だが、肉体関係まで持ったふたりにも何か埋められない溝があった。お互いを盲目的に愛するという能動的な情熱はふたりにはない。ある日、ふたりは無感動に別れていく。
 アントニオーニ監督が、感傷に溺れることなく、突き放した冷静さで男女の別離を描いた心理的恋愛映画の秀作。