拡大
殺し
La Commare Secca
 (イタリア 1962)


製作
トニーノ・チェルヴィー
監督
ベルナルド・ベルトルッチ
原作
ピエル・パオロ・パゾリーニ
脚本
ベルナルド・ベルトルッチ/セルジオ・チッティ
撮影
ジャンニ・ナルツィージ
音楽
ピエロ・ピッチオーニ/カルロ・ルスティチェッリ
ジャンル
ミステリー

キャスト
フランチェスコ・ルイウ
カンティッチア
アルフレード・レッジ
ボステッリ
アレン・ミジェット
兵士テオドロ
カルロッタ・バリーリ
セレネラ
ロレンツァ・ベネデッティ
ミリー

内容
 詩人であったベルトルッチが21歳の時に撮った処女作。
 ローマのテーベレ川の川辺での中年の娼婦の殺害事件を発端に、事件当日、近くをうろついていた若者たちが警察の取り調べを受ける。森でアベックを狙うこそ泥、娼婦相手に高利貸しをしている女のヒモ、時間を持て余した休暇中の兵士、どことなく変わっている男、少女と食事するためにささいな盗みを働いたふたりの少年、そして公園で少年を拾おうとする同性愛者。これらの容疑者の証言が「羅生門」のようにフラッシュバックで再現される。
 原案がパゾリーニであるにもかかわらず、ベルトルッチらしい優雅なスタイルを持った意欲作。