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パリところどころ
Paris vu par...
 (フランス 1965)


製作
バーベット・シュローダー/パトリック・ボーショー
監督
ジャン・ダニエル・ポレ(第1話)/ジャン・ルーシュ(第2話)/ジャン・ドゥーシェ(第3話)/エリック・ロメール(第4話)/ジャン・リュック・ゴダール(第5話)/クロード・シャブロル(第6話)
脚本
ジャン・ダニエル・ポレ(第1話)/ジャン・ルーシュ(第2話)/ジョルジュ・ケラー(第3話)/エリック・ロメール(第4話)/ジャン・リュック・ゴダール(第5話)/クロード・シャブロル(第6話)
撮影
アラン・ルヴァン(第1話、第4話)/エチエンヌ・ベッケル(第2話)/ネストール・アルメンドロス(第3話、第4話)/アルベール・マイズル(第5話)/ジャン・ラビエ(第6話)
ジャンル
ドラマ/オムニバス
シリーズ
Paris vu par... vingt ans apres(1984)

キャスト
クロード・メルキ
レオン(第1話)
ナディーヌ・バロー
オディール(第2話)
バーベット・シュローダー
ジャン・ピエール(第2話)
バーバラ・ウィルキン
キャサリン(第3話)
ジャン・ミシェル・ロジエール
ジャン・マルク(第4話)
ジョアンナ・シムカス
モニカ(第5話)
ステファーヌ・オードラン
母(第6話)

内容
 ヌーヴェル・ヴァーグ全盛の頃、当時のフランス映画界の先鋭監督6人が顔をそろえ、パリの街の点景をそれぞれの視点から描いたオムニバス映画。
 ジャン・リュック・ゴダールはパリの外縁の街を舞台にした恋愛悲喜劇を、エリック・ロメールは凱旋門のあるエトワール広場を利用したシニカルなコメディを、クロード・シャブロルは高級住宅地に住むブルジョワ一家の悲劇を……といった具合に、各作品ごとの味わいを比較できるのが楽しい。
 必見なのは“シネマ・ヴェリテ”の提唱者ジャン・ルーシュによる第2話「北駅」編。夫婦喧嘩して家を出た妻が道で男に声をかけられる約15分のエピソードを、ほぼワンカットで撮ったカメラワークはすごい!