欲望

BlowUp

　(イギリス　1966)

製作総指揮	ピエール・ローヴ
製作	カルロ・ポンティ
監督	ミケランジェロ・アントニオーニ
原作	ジュリオ・コルタザール／ミケランジェロ・アントニオーニ
脚本	ミケランジェロ・アントニオーニ／トニーノ・グエッラ／エドワード・ボンド
撮影	カルロ・ディ・パルマ
音楽	ハービー・ハンコック
ジャンル	ドラマ／スリラー／ミステリー
関連作品	ミッドナイトクロス（1981）
受賞	カンヌ映画祭	グランプリ
	全米批評家協会賞	監督賞／作品賞

キャスト
デヴィッド・ヘミングス	トーマス
ヴァネッサ・レッドグレイヴ	ジェーン
ピーター・ボウルズ	ロン
サラ・マイルズ	パトリシア
ジョン・キャッスル	ビル
ジェーン・バーキン	ブロンドの女
ジリアン・ヒルズ	黒髪の女

内容

　カメラマンを主人公としたジュリオ・コルタザールの小説にインスピレーションを受け、ロンドンでロケした作品。原題は、写真の引き伸ばしを意味する。
　売れっ子のカメラマン、トーマスは、深夜の公園でアベックを盗み撮りする。それに気づいた女の方は、トーマスのスタジオにやって来て体を代償にネガを取り戻そうとする。
　トーマスは、女に別のネガを渡し、アベックのネガを現像し、引き伸ばしてみると、草の上に何かが写っている。夜、公園に行ってみると、そこには男の死体があった。
　そして彼の留守中、スタジオから例のネガが消え、公園からは死体が消えていた。ラストでは若者たちが、目に見えない球でテニスをしている。
　アントニオーニが新境地を示した意欲作。