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袋小路
Cul-de-sac
 (イギリス 1966)


製作総指揮
サム・ウェインバーグ
製作
ジーン・グトウスキー/マイケル・クリンガー/トニー・テンサー
監督
ロマン・ポランスキー
脚本
ジェラール・ブラック/ロマン・ポランスキー
撮影
ギルバート・テイラー
音楽
クリストファー・コメダ
ジャンル
スリラー/コメディ/ドラマ
受賞
ベルリン国際映画祭 金熊賞

キャスト
ドナルド・プレザンス
ジョージ
フランソワーズ・ドルレアック
テレサ
ライオネル・スタンダー
リチャード
ジャック・マッゴーラン
アルビー
イアン・クァリエール
クリストファー
ジャクリーン・ビセット
ジャクリーン

内容
 「水の中のナイフ」「反撥」など、人間の精神的閉鎖状態での異常心理を描くことに定評のあるポランスキー監督が、同じ流れをくむテーマを扱い、さらに評価を得た作品。
 中年でハゲ上がった頭の特異な風貌の男と、若いが変に物憂げな女との妙な夫婦が新生活を営むため、全財産を投げうって古城に移り住む。海に囲まれ、孤立したこの城に、逃亡中のギャングが侵入したことから、平穏に見えたふたりの生活は、ことごとく、覆されるのだった……。
 ポランスキー監督は“行きづまり”に遭遇した時の人間の奇妙な行動を、ブラック・コメディ的なタッチで描きながらも深淵に潜む孤独感を的確に表現している。