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野生の少年
L' Enfant sauvage
 (フランス 1969)


製作
マルセル・ベルベール
監督
フランソワ・トリュフォー
原作
ジャン・イタール
脚本
フランソワ・トリュフォー/ジャン・グリュオー
撮影
ネストール・アルメンドロス
音楽
アントワーヌ・デュアメル
ジャンル
ドラマ/実話
受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー 監督賞/外国語映画賞
全米批評家協会賞 撮影賞

キャスト
ジャン・ピエール・カルゴル
ヴィクトール、野生の少年
フランソワ・トリュフォー
ジャン・イタール博士
ポール・ヴィレ
レミ
クロード・ミレール
ルメリ
ジャン・ダステ
フィリップ・ピネル教授

内容
 実話をもとにフランソワ・トリュフォーが自ら博士役で主演した意欲作。
 フランス中部の森林地帯で獣と同じ生活をしてきた野性の少年が捕らえられた。少年はパリの研究所に引き取られるが、世間の関心を集め、見せ物にさせられたりいたずらされたりと、ひどい仕打ちを受ける。これを見かねたイタール博士は少年を引き取り、彼を人間として教育し直そうと決心する……。
 少年役のジャン・ピエール・カルゴルは数千人の候補の中から選ばれた逸材で、文明に少しずつ目覚めてゆく獣性の少年をみごとに演じた。またトリュフォーとのコンビで何本もの名作を生み出したネストール・アルメンドロスによる白黒画面も秀逸。