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暗殺のオペラ
La strategia del ragno
 (イタリア 1970)


製作
ジョヴァンニ・ベルトルッチ
監督
ベルナルド・ベルトルッチ
原作
ホルヘ・ルイス・ボルヘス
脚本
マリル・パロリーニ/エドゥアルド・デ・グレゴール/ベルナルド・ベルトルッチ
撮影
ヴィットリオ・ストラーロ/フランコ・ディ・ジャコモ
音楽
アーノルド・シェーンバーグ/ヴェルディ
ジャンル
ドラマ/ミステリー
受賞
ヴェネチア映画祭 ルイス・ブニュエル

キャスト
ジュリオ・ブロージ
アトス・マニャーニ
アリダ・ヴァリ
ドライファ
ティノ・スコッティ
コスタ
ピッポ・カンパニーニ
ガイバッジ
フランコ・ジョヴァネッリ
ラソリ
アレン・ミジェット
船乗り

内容
 ベルナルド・ベルトルッチ監督が、ボルヘスの短編をもとに映画化した傑作。
 北イタリアの小さな町、タラの駅にひとり男が降り立った。男の名はアトス・マニャーニ。今は亡き父は、第二次大戦下レジスタンスとして活動し、ファシストによって暗殺されたことから、この町の伝説的英雄となっていた。
 アトスがこの町にやって来たのは、父の愛人であったドライファから、父を殺したのは誰か、つきとめてほしいという頼みがあったからだったが、死の真相を探っていくうちに、意外な事実に突き当たる……。
 ヴェルディのオペラやシェイクスピアの「マクベス」からの引用に満たされた父の死の有り様など、いかにもベルトルッチらしい記号があちこちにばらまかれている。また、ボルヘスの原作がともすれば知的な遊戯に傾きがちだったのを、ベルトルッチは、肉のある、そして官能的な物語に、みごと置き換えている。ヴェネチア映画祭ルイス・ブニュエル賞を受賞している。