わが青春のフロレンス

Metello
 (イタリア 1970)


製作総指揮
ファウスト・サラセーニ
製作
ジャンニ・ヘクト・ルカーリ
監督
マウロ・ボロニーニ
原作
バスコ・プラトリーニ
脚本
スーゾ・チェッキ・ダミーコ/ルイジ・ブッツォーニ
撮影
エンニオ・グァルニエリ
音楽
エンニオ・モリコーネ
ジャンル
ドラマ
受賞
カンヌ映画祭 主演女優賞(オッタヴィア・ピッコロ)

キャスト
マッシモ・ラニエリ
メテッロ
オッタヴィア・ピッコロ
エルシリア
ルチア・ボゼー
ヴァイオラ
フランク・ウルフ
ベトー
ティナ・オーモン
インディナ
ピノ・コリッチ
レンゾーリ

内容
 『家族日誌』などで知られるイタリアの作家、バスコ・プラトリーニのベストセラー小説『メテッロ』を映画化した文芸映画の名作。
 今世紀初頭のフロレンス(=フィレンツェ)。若い労働者のメテッロは、社会主義者の友人の影響を受け、階級意識に目覚め、次第に労働運動の闘士に成長していく。その間に彼は、年上の未亡人と恋におちるが、別れ、仕事仲間の娘、エルシリアと結婚する。
 メテッロは組合運動で何度か投獄され、ストライキ中に隣家の若い女と関係を持つが、最後には彼をひたむきに待ち続けるエルシリアへの愛を見いだす。
 今世紀初頭の時代色がみごとに再現され、新人ラニエリとピッコロの演技が新鮮である。