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ラスト・タンゴ・イン・パリ
Ultimo tango a Parigi
 (イタリア・フランス 1972)


製作
アルベルト・グリマルディ
監督
ベルナルド・ベルトルッチ
原作
ベルナルド・ベルトルッチ
脚本
ベルナルド・ベルトルッチ/フランコ・アルカリ/アニエス・ヴァルダ
撮影
ヴィットリオ・ストラーロ
音楽
ガトー・バルビエリ
ジャンル
ドラマ/恋愛
受賞
全米批評家協会賞 主演男優賞(マーロン・ブランド
NY批評家協会賞 主演男優賞(マーロン・ブランド

キャスト
マーロン・ブランド
ポール
マリア・シュナイダー
ジャンヌ
マリア・ミッチ
ローザの母
ジョヴァンナ・ギャレッティ
売春婦
ギット・マグリーニ
ジャンヌの母
カトリーヌ・アレグレ
カトリーヌ
ルース・マルカン
オリンピア
マリー・エレーヌ・ブリラ
モニク
ヴェロニカ・ラザール
ローザ
ジャン・ピーエル・レオー
トム

内容
 世界中でセンセーションを巻き起こしたベルトルッチ、31歳の代表的な傑作。
 冬のパリ。アパルトマンの空き部屋で中年男のポールは、そこで出会った若い娘、ジャンヌをいきなり犯す。だがふたりは何ごともなかったかのように別れる。
 ブルジョワ娘のジャンヌには、TVディレクターの婚約者がいた。一方、ポールの妻は自殺したばかりで、ポールは人生に絶望していた。ポールとジャンヌは、互いに名も知らぬままアパルトマンの空き部屋で会い続け、マゾヒスチックな肉欲にふける。
 だが、ある日、ポールの姿は消えていた。絶望して街を歩くジャンヌを呼び止めるポール。そんなポールを振り切ろうとするジャンヌ。ふたりは、タンゴのコンテスト会場に入り、したたかに酔う。そして走り去るジャンヌを追ってポールは、ジャンヌのアパルトマンに押し入る。ジャンヌは、ポールに向けてピストルを発射させた。
 いきいきとしたマリア・シュナイダーとマーロン・ブランドの生身をさらした演技。性の根底にある孤独を鋭くえぐった傑作。