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こわれゆく女
A Woman Under the Influence
(アメリカ 1974)
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サム・ショー | |
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ジョン・カサヴェテス | |
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ジョン・カサヴェテス | |
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ミッチ・ブライト/カレブ・デシャネル | |
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ボー・ウッド | |
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ドラマ | |
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ゴールデン・グローブ賞 | 主演女優賞(ジーナ・ローランズ) |
ナショナル・ボード・オブ・レビュー | 主演女優賞(ジーナ・ローランズ) | |
サンセバスチャン国際映画祭 | 国際カトリック映画事務局賞/主演女優賞(ジーナ・ローランズ)/銀賞 |
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専業主婦メイベルの精神状態は非常に不安定だった。人一倍愛情と感受性が強い彼女は、日常生活にうまく適合できないでいた。やがて彼女は、夫や子供たちの目の前で異常な言動をみせるようになる。夫ニックはなんとか彼女を理解し、救おうとするのだが、どうしてもうまくコミュニケーションをとることができない。メイベルはどこまでも絶望的にこわれてゆく……。 「フェイシズ」「ラブ・ストリームス」などで痛々しいほどのむきだしの愛を描き続けたジョン・カサヴェテスの最高傑作とも評される一本。もともとはカサヴェテスが妻ジーナ・ローランズのために書いた戯曲が原作だが、そのローランズが演じたメイベルの、1歩1歩狂気の淵に落ちてゆく姿はただただ圧倒的で、生前チャップリンもその演技を絶賛したほど。 見終わったあとにはぐったりと疲れてしまうくらい厳しくはりつめた作品だが、その厳しさゆえにこのうえなく美しい映画だといえるだろう。 |