拡大
デルス・ウザーラ
Dersu uzala
 (日本・ソ連 1974)


製作
松江陽一/ニコライ・シゾフ
監督
黒澤明
原作
ウラディミール・アルセニエフ
脚本
黒澤明/ユーリ・ナギビン
撮影
フョードル・ドブロヌラヴォーフ/ユーリ・ガントマン/中井朝一
ジャンル
アドベンチャー/ドラマ
受賞
アカデミー賞 外国語映画賞
モスクワ国際映画祭 国際批評家連盟賞/グランプリ

キャスト
ユーリ・ソローミン
ウラディミール・アルセニエフ
マキシム・ムンズーク
デルス・ウザーラ
シュメイクル・チョクモロフ
ジャン・バオ
スヴェトラーナ・ダニルチェンコ
アルセニエフ夫人
アレクサンドル・ピャトコフ
オレーニン

内容
 天涯孤独で家も持たずウスリー地方の密林の自然とともに暮らしている猟師、デルス・ウザーラ。1902年の秋、地誌調査のためにウスリー地方に入ったアルセニエフ隊は初めてデルスと出会った。
 移り変わる自然ばかりでなく水や火や天空にまで命を感じて生きているデルスは、ハンカ湖で突然来襲した吹雪からアルセーニェフを救出。大自然を愛するデルスの生き方にアルセニエフは感動し、ふたりは強い友情に結ばれていく。
 原作はアルセニエフの同名の探検記。黒澤は30年間この作品の映画化を胸に抱いてきただけあって、準備と撮影に2年半を費やすという力の入れようだった。黒澤初の合作映画であり、また初の70ミリ作品でもある。モスクワ映画祭でグランプリを受賞した。