愛の嵐

愛の嵐

Il Portiere di notte

　(アメリカ・イタリア　1974)

製作	エサ・デ・シモーヌ／ロバート・ゴードン・エドワーズ
監督	リリアーナ・カヴァーニ
原作	リリアーナ・カヴァーニ／バルバラ・アルベルティ／アメディオ・パガーニ
脚本	リリアーナ・カヴァーニ／イタロ・モスカーティ
撮影	アルフィオ・コンティーニ
音楽	ダニエレ・パリス
ジャンル	クライム／ドラマ／恋愛

キャスト
ダーク・ボガード	マクシミリアン・テオ・アルドルファー
シャーロット・ランプリング	ルチア・アサートン
フィリップ・リロイ	クラウス
ガブリエル・フェルゼッティ	ハンス
ジュゼッペ・アドバティ	スタム
イザ・ミランダ	スタイン伯爵夫人
ニーノ・ビナミーニ	アドルフ
マリオ・マセ	アサートン
アメディオ・アモディオ	バート
ジェフリー・コプルストン	カート

内容

　イタリアの女流監督リリアーナ・カヴァーニがナチズムの狂気にもてあそばれた男女の悲劇を描いた作品。
　'57年冬のウィーン。かつてナチス親衛隊員だったマックスは、今はホテルの夜のフロント係として身元を隠して働いているが、ある日、収容所時代にもてあそんだルチアと再会する。
　当時のふたりは、支配する者とされる者との関係を超えて、異様な愛の絆で結ばれていた。ルチアは今は有名な指揮者の妻におさまっていたが、再会したマックスとなぜか離れられなくなる。そしてふたりは再び愛の嵐に身をゆだねていく……。
　ナチズムという狂気のなかでの頽廃に彩られた狂気の愛が官能的に描き出されている。