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カスパー・ハウザーの謎
Jeder fur sich und gott gegen alle
(西ドイツ 1975)
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ヴェルナー・ヘルツォーク | |
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ヴェルナー・ヘルツォーク | |
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ヴェルナー・ヘルツォーク/ジャコブ・ワザーマン | |
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ヨルグ・シュミット・ライトワイン | |
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モーツァルト他 | |
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ドラマ/実話 | |
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カンヌ映画祭 | 国際批評家連盟賞/審査員賞グランプリ/全キリスト教会審査員賞 |
ドイツ映画賞 | 編集賞/プロダクションデザイン賞 |
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19世紀のドイツに実在した謎の野生児を描いて、人間社会に鋭い批判を投げかけた異色作。 1828年、バイエルン王国に奇妙な若者が現れた。年齢は17歳前後。ずんぐりとしていて、ろくに歩けない。言葉もほとんどしゃべれず、身元は不明。のちに、カスパー・ハウザーと名付けられた若者は、生まれてこのかたずっと地下牢に閉じ込められ、自分以外に人間がいることさえ知らなかったのだ。 ある意味で、アイデンティティを欠いたカスパーは、終始人々の人生観を映す鏡となる。そして、教育を受けても社会に同化できず、秩序を脅かす“異物”として暗殺されるのだ。“人間は狼です”――カスパーの言葉が、強く心につき刺さる。 |