拡大
バリー・リンドン
Barry Lyndon
 (イギリス 1975)


製作総指揮
ジャン・ハーラン
製作
スタンリー・キューブリック/バーナード・ウィリアムズ
監督
スタンリー・キューブリック
原作
ウィリアム・メイクピース・サッカレー
脚本
スタンリー・キューブリック
撮影
ジョン・オルコット
音楽
ザ・チーフテインズ/レナード・ローゼンマン
ジャンル
ドラマ/恋愛/戦争
受賞
アカデミー賞 美術監督賞/撮影賞/衣装デザイン賞/オリジナル歌曲賞
英国アカデミー賞 撮影賞/監督賞
LA批評家協会賞 撮影賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー 監督賞/作品賞
全米批評家協会賞 撮影賞

キャスト
ライアン・オニール
バリー・リンドン/レイモンド・バリー/ジョナサン・フェイケナム/ラズロ・ジラジー
マリサ・ベレンソン
レディ・リンドン
パトリック・マギー
バリバリ
ハーディ・クルーガー
ポツドルフ
スティーヴン・バーコフ
ラッド卿
ゲイ・ハミルトン
ノーラ・ブレイディ
マリー・キーン
ベル
マーレイ・メルヴィン
サミュエル・ラント牧師
フランク・ミドルマス
チャールズ・レジナルド

内容
 成り上がり貴族バリーの恋と野心、決闘と詐欺の半生を、巨大な歴史のうねりの中に描き上げた、スタンリー・キューブリックの異色の歴史大河ロマン。
 サッカレーの同名小説を原作に、18世紀ヨーロッパの片田舎や貴族社会を風俗の細部に至るまで緻密に再現。繰り返される戦争や何も生まない支配階級の巨大な空しさをくっきりと浮かび上がらせる。
 柔らかな自然光をみごとに生かした屋外撮影も、高感度フィルムと特殊レンズでローソクの光の下での当時の暮らしぶりに迫った室内撮影も、文句なしの一級品。
 バリーが貴族の社交界に名乗りを上げるべく目をつける女伯爵を、貴族出身のベレンソンがはまり役の存在感で好演。