拡大
ソドムの市
Salo o le centiventi giornate di sodoma
(イタリア・フランス 1975)


製作
アルベルト・デ・スタファニス/アントニオ・ギラサンテ/アルベルト・グリマルディ
監督
ピエル・パオロ・パゾリーニ
原作
マルキ・ド・サド
脚本
ピエル・パオロ・パゾリーニ/セルジオ・チッティ/ピエール・クロソウスキー/プーピ・アヴァティ/ロラン・バルテス/モーリス・ブランショ
撮影
トニーノ・デリ・コリ
音楽
エンニオ・モリコーネ
ジャンル
ドラマ/ホラー

キャスト
パオロ・ボナチェッリ
公爵
アルド・バレッティ
大統領
ジョルジュ・カタルディ
司教
ウンベルト・パオロ・キンタヴァル
知事
カテリナ・ボラット
カステッリ
エレーヌ・スルジェール
ヴァッカリ
ソニア・サヴィアンジェ
ピアニスト

内容
 監督のパゾリーニは、この作品の撮影直後、'75年11月2日に、ホモ関係のもつれから出演した少年に殴り殺されるというスキャンダラスな最期を遂げた。だが、作品はそれ以上にスキャンダラス。サドの原作を、第二次大戦下の敗色の濃いイタリアに置き換えている。
 4人の権力者たちは、かり集めた美少年美少女たちと、レイプ、スカトロ、ホモ、ソドミー、オナニー、そして殺人と、ありとあらゆる性的な狂宴の変態パノラマ・パフォーマンスを繰り広げる。そこにあるのは、常に宗教を意識したパゾリーニの強烈な反体制思想だ。