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木靴の樹
L'Albero degli zoccoli
 (イタリア・フランス 1978)


監督
エルマンノ・オルミ
脚本
エルマンノ・オルミ
撮影
エルマンノ・オルミ
音楽
ヨハン・セバスチャン・バッハ
ジャンル
ドラマ
受賞
カンヌ映画祭 グランプリ/全キリスト教会審査員賞
セザール賞 外国映画賞
NY批評家協会賞 外国語映画賞

キャスト
ルイジ・オルナーギ
バティスティ
フランチェスカ・モリッジ
バティスティーナ
オマール・ブリニョッリ
ミネク
カルメロ・シルヴァ
ドン・カルロ
マリオ・ブリニョッリ
パドロン
エミリオ・ペドローニ
ファトーレ
テレーザ・ブレッシャニーニ
未亡人
カルロ・ロータ
ペッピーノ
ルチア・ペツォーリ
マダレーナ
ジュゼッペ・ブリニョリ
アンセルモ

内容
 「偽りの晩餐」「聖なる酔っぱらいの伝説」と着実な活躍を続ける、イタリアの鬼才エルマンノ・オルミの名を世界的に広めた傑作。
 舞台は19世紀末、北イタリアの農村。小作人として働くバティスティ一家の息子ミネクは弟のために、川のほとりに並ぶポプラの木を1本伐って木靴を作った。ところが、そのポプラは地主の所有物。これが原因で、一家は農場を追われてしまう。
 エピソードを連ねてじっくりと描かれる、貧しい農夫たちの人間模様。ネオ・リアリスモの継承者と呼ばれたオルミの、素朴ながら重厚なタッチが冴える。
 今にも死にそうな牛の世話をする農夫の祈りが実って、奇跡的に牛が回復するエピソードは感動的。