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ディーバ ジ・アルティミット
Diva
 (フランス 1981)


製作
イレーヌ・シルベルマン
監督
ジャン・ジャック・ベネックス
原作
ダニエル・オディエ
脚本
ジャン・ジャック・ベネックス/ジャン・ヴァン・ハム
撮影
フィリップ・ルスロ
音楽
ウラディミール・コスマ
ジャンル
アクション/ミステリー/恋愛
受賞
セザール賞 撮影賞/音楽賞/音響賞/プロダクションデザイン賞
全米批評家協会賞 撮影賞

キャスト
フレデリック・アンドレイ
ジュールス
ローランド・ベルタン
ワインスタット
リシャール・ボーランジェ
ゴロディッシュ
ジェラール・ダルモン
アンティラ
シャンタル・デラス
ナディア
ジャック・ファブリ
ジャン・サポルタ
パトリック・フロルシェイム
ザトペック
ツイ・アン・ルー
アルバ
ジャン・ジャック・モロー
クランツ
アニー・ローマン
ポーラ
ウィルヘルメニア・フェルナンデス
シンシア・ホーキンス

内容
 スイスの作家デラコルタ(ダニエル・オディエ)が発表したセリ・ノワール小説第2作の映画化。監督は当時35歳のベネックスがあたり、みごとなサスペンス・ロマンを作り上げている。
 パリ、18歳の郵便配達夫ジュールは、いつもオペラを聴きながらバイクで街をまわっている。ジュールの歌の女神=ディーバは、レコードの発売はもとより、録音も許さないという黒人オペラ歌手。だがジュールは彼女のコンサートをひそかに録音したことから、思わぬ事件に巻き込まれていく……。
 従来のジャンルで分類しようとしても、すんなりと収まらないクロスオーバー映画である。サスペンスでもあればラブ・ストーリーでもあり、アクション映画であると同時に様式美を持つ一貫した作家の映画でもある。あらゆる要素が渾然一体となり、特別に何かのモチーフを強調するのでもない、いわばまったく新しい不思議な感覚に満ちている作品。
 '82年度のセザール賞新人監督賞を受賞。