ビデオドローム

ビデオドローム

Videodrome

　(アメリカ・カナダ　1983)

製作総指揮	ピエール・デヴィッド／ヴィクター・ソルニッキー
製作	クロード・エルー／ローレンス・ネシス
監督	デヴィッド・クローネンバーグ
脚本	デヴィッド・クローネンバーグ
撮影	マーク・アーウィン
音楽	ハワード・ショア
ジャンル	ファンタジー／ホラー／スリラー
受賞	ブリュッセル国際ファンタジー映画祭	作品賞

キャスト
ジェームズ・ウッズ	マックス・レン
ソニア・スミッツ	ビアンカ・オブリヴィオン
デビー・ハリー	ニッキー・ブランド
ピーター・ドフォスキー	ハーラン
レスリー・カールソン	バリー・コンヴェックス
ジャック・クレリー	ブライアン・オブリヴィオン
リン・ゴーマン	マーシャ
ジュリー・カナー	ブリディ
ライナー・シュワルツ	モーゼス
デヴィッド・ボルト	ラファエル

内容

　これぞまさにビデオ時代が生み落とした、衝撃的な傑作。
　カナダ、トロントの、暴力やポルノを売り物にしているテレビ局の社長が見つけ出した、禁断のビデオ“ビデオドローム”。拷問と殺人が果てしなく繰り返されるそのビデオを見続けると、幻覚が起こり、やがてその人間の体までも変貌させてしまうという、現代文明が生み出した悪夢のような作品である。
　特殊メイクの第一人者であるリック・ベイカーによる幻覚シーンが話題となった。女陰のようにパックリ割れた腹に銃を突っ込んだり、腕と銃が一体化したり、モニターへの侵入などなど目を見張るシーンが続く。テクノと内臓感覚のみごとな結合によって生まれた新しい恐怖である。