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ハドソン河のモスコー
Moscow on the Hudson
 (アメリカ 1984)


製作
ポール・マザースキー/ペイト・ガスマン/アルノ・オルトメール/ジェフリー・テイラー
監督
ポール・マザースキー
脚本
ポール・マザースキー/レオン・カペタノス
撮影
ドナルド・マッカルパイン
音楽
デヴィッド・マクヒュー
ジャンル
コメディ/ドラマ

キャスト
ロビン・ウィリアムズ
ウラディミール・イワノフ
マリア・コンチータ・アロンゾ
ルシア・ロンバルド
クリーヴァント・デリックス
ライオネル・ウィザースプーン
アレハンドロ・レイ
オルランド・ラミレス
サヴェリ・クラマロフ
ボリス
エリヤ・バスキン
アナトリー
オレグ・ルドニック
ユーリ
ウド・キアー
ゲイ

内容
 ソ連からニューヨークにやって来たサーカスの芸人が、ブルーミングデール・デパートで亡命を図るが、物質にあふれるニューヨークもまた彼の心を豊かにしてくれなかった。モスクワもN.Y.もどっちもどっち、という社会批判にあふれた作品。
 バスに乗って街中を行く主人公の回想という形式をとって映画は進行。ロシア人、黒人、中南米人と、アメリカ社会の“少数派”への共感が込められたハート・ウォーミングな佳作である。
 一級の作品でありながら、日本公開が見送られたのは出演者にネーム・バリューがないことと、モスクワのシーンでトイレット・ペーパーを買う行列があり、あらぬ誤解を招くという理由だった。