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蜘蛛女のキス
Kiss of the Spider Woman (アルゼンチン・アメリカ・ブラジル 1985)
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フランシスコ・ラマリオJr./デヴィッド・バイスマン | |
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ヘクトール・バベンコ | |
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マヌエル・プイグ | |
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レナード・シュレーダー | |
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ロドルフォ・サンチェス | |
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ジョン・ネシュリング | |
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ドラマ | |
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アカデミー賞 | 主演男優賞(ウィリアム・ハート) |
カンヌ映画祭 | 主演男優賞(ウィリアム・ハート) | |
インディペンデント・スピリット賞 | 特別賞 | |
ロンドン批評家協会賞 | 男優賞(ウィリアム・ハート) | |
LA批評家協会賞 | 主演男優賞(ウィリアム・ハート) | |
ナショナル・ボード・オブ・レビュー | 主演男優賞(ウィリアム・ハート) | |
シアトル国際映画祭 | 作品賞 | |
東京国際映画祭 | 審査員特別賞 |
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南米のある国の刑務所。ベッドがふたつに便器とコップという、殺風景で陰湿な監房に、ふたりの男が収容されている。 ひとりは、反体制運動グループの闘士として投獄された政治犯ヴァレンティン。もうひとりは、少年を犯して捕らえられたホモセクシャルのモリーナ。同じ房に閉じこめられながら、ふたりはまったく別の世界に生きている。 現実しか見つめないヴァレンティンのかたわらで、いつか観た映画の話を始めるモリーナ。耳を塞ぐヴァレンティンも、モリーナの優しさに触れるうち、いつしか反発を超えた、ある感情の芽ばえに気づいていく……。 原作はアルゼンチンの作家プイグの同名小説。すべて会話形式で構成されたこの小説は、誰が話しているのか判別しがたいようになっているため、映画化には困難が伴った。モリーナ役には当初、バート・ランカスターに白羽の矢がたったが、病気のため急きょハートが起用され、結果的にはこのキャスティングが映画の成功をもたらした。 |