映画というささやかな商売の栄華と衰退

映画というささやかな商売の栄華と衰退

Grandeur et decadance

　(フランス　1986)

監督	ジャン・リュック・ゴダール
脚本	ジャン・リュック・ゴダール／ジェームズ・ハドリー・チェイス
撮影	カロリーヌ・シャンプティエ／セルジュ・ル・フランソワ
音楽	クリス・クリストファーソン／ジョニー・ミッチェル／ベラ・バルトク／レオナルド・コーエン／ボブ・ディラン
ジャンル	ドラマ

キャスト
ジャン・ピエール・レオー	ガスパール
ジャン・ピエール・モッキー	ジャン
マリア・バムラ	ユリティス
ジャン・リュック・ゴダール	男
ナタリー・リシャール	本人

内容

　ジャン・リュック・ゴダールが、フランスのペイTV、カナル・プリュス用に製作した作品で、日本ではホール公開された。
　映画会社を舞台に、オーディションを繰り返す映画監督と資金繰りに奔走するプロデューサー、さらには女優に憧れるその妻という３人を主人公にしながら、映画に死んでいった者たちの姿を描く。
　主演はトリュフォー映画になくてはならなかったジャン・ピエール・レオー、プロデューサー役にはヌーヴェル・ヴァーグ派と同世代の映画監督ジャン・ピエール・モッキーが扮し、ゴダール自身も顔を見せる。映画の下敷きとなったのは、ジェームズ・ハドリー・チェイスの「ソフト・センター」だが、タイトルはバルザックの短編「セザール・ビロトーの栄枯盛衰」をもじっている。