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薔薇の名前
The Name of the Rose
 (フランス・イタリア・西ドイツ 1986)


製作総指揮
ジェイク・エバーツ/トーマス・シューリー
製作
ベルン・アイヒンガー/アレクサンドル・ムノシュカイン/ヘルマン・ヴァイゲル
監督
ジャン・ジャック・アノー
原作
ウンベルト・エーコ
脚本
アンドリュー・バーキン/ジェラール・ブラッシュ/ハワード・フランクリン/アラン・ゴダール
撮影
トニーノ・デリ・コリ
音楽
ジェームズ・ホーナー
受賞
セザール賞 外国映画賞

キャスト
ショーン・コネリー
バスカヴィルのウィリアム
F・マーレイ・エイブラハム
ベルナルド・グイ
クリスチャン・スレーター
メルクのアドソ
エリヤ・バスキン
修道士
マイケル・ロンスデイル
修道院長
フォルカー・プレシュテル
マラチア
フェオドール・シャリアピンJr。
ジョージ
ヴァレンティナ・ヴァルガス
少女
ロン・パールマン
サルヴァトーレ

内容
 ヨーロッパに異端審問の嵐が吹き荒れている1327年、北イタリアのベネディクト修道院に会議の準備のためにバスカヴィルのウィリアムと見習い修道士メルクのアドソがやって来る。だが、修道院に着いたふたりを待ち受けていたのは、不可解な殺人事件だった。
 文書館で挿絵師として働く若い修道士が謎の死を遂げ、それに続いて、ギリシャ語の翻訳を仕事とする修道士が殺されたのだ。ウィリアムは事件の究明に乗り出し、この事件が文書庫と関係があるとにらむが……。
 イタリアの記号学者ウンベルト・エーコの描くメタファーと引用にちりばめられた、知の迷宮世界を映画化した中世ミステリーの佳作。