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ペレ
Pelle Erobreren
 (デンマーク・スウェーデン 1987)


製作
ペル・ホルスト
監督
ビレ・アウグスト
原作
マーティン・アナセン・ネクセ
脚本
ビレ・アウグスト/ペル・オロフ・エンキスト/ビョルヌ・ルーテル/ヤヌス・ビレスコフ・ヤンセン
撮影
ヨルゲン・ペルソン
音楽
ステファン・ニルソン
ジャンル
ドラマ
受賞
アカデミー賞 外国語映画賞
カンヌ映画祭 グランプリ
ヨーロッパ映画賞 主演男優賞(マックス・フォン・シドー)/若手男優賞(ペレ・ヴェネゴー)
ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞

キャスト
マックス・フォン・シドー
ラッセ
ペレ・ベネゴー
ペレ
エリック・ポスケ
農夫
ビョルン・グラナト
エリック

内容
 デンマークの文豪マーティン・アナセン・ネクセが著した大河小説『勝利者ペレ』の中の『幼年時代』をデンマークの気鋭監督ビレ・アウグストが映画化した、美しくも厳しい作品。
 19世紀末のデンマーク。スウェーデンから夢と自由を求めて多くの貧しい人々が着のみ着のままで移住してくる。そんな人々の中に9歳の少年ペレとその父ラッセがいる。ふたりはやっとのことで“石の農園”の管理人に雇われ、農園の牛小屋の1隅に住居を与えられるが、農園の一日の仕事は厳しく、朝早くから夜遅くまで働かされる。使用人たちはみんな異国の人々で、ペレもしだいに慣れてくる。そんなペレの目に、夢と自由のデンマークでの生活の厳しい現実が次第にはっきりしてくる……。
 北欧の雄大な自然と四季の移り変わり、そのなかで生活する人々の厳しさ、とくに厳冬の身も凍るような寒さといった自然と生活を少年の目で捉える。今から100年ほど前の人々の生きる姿が生々しく伝わってくる一大叙事詩である。