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紅いコーリャン
Red Sorghum
 (中国 1987)


製作
ウー・ティエンミン
監督
チャン・イーモウ
原作
モー・イェン
脚本
モー・イェン/チェン・チェンユイ/チュー・ウェイ
撮影
クー・チャンウェイ
音楽
チャオ・チーピン
ジャンル
ドラマ/戦争
受賞
ベルリン国際映画祭 金熊賞

キャスト
コン・リー
祖母
トン・ルーチェン
叔父
チァン・ウェン
祖父
リウ・チー
父の少年時代
チャン・イーモウ

内容
 「古井戸」の主演や「黄色い大地」の撮影で知られ、多彩な才能をみせるチャン・イーモウの初監督作品。
 20年代の山東省。18歳のチアウルは親子ほども年のはなれた酒屋の主人のもとへ嫁ぐが、すぐに主人は行方不明になってしまう。彼女は強盗から自分を救ってくれたユイと結婚し、子供をもうけ、店も繁盛するが、そこへ日本軍が侵略してくる。
 中国人ゲリラの皮を剥ぐなど日本軍による残虐な拷問シーンや、酒を仕込む瓶に小便をすると美酒ができるなどの神話的なエピソードをまじえながら、コーリャン酒の紅い色の明るい光景がいつのまにか血に染まった光景に変わっていく緻密な構成。広大なコーリャン畑はこの映画のためにわざわざ作られたという。