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ラストエンペラー
The Last Emperor
 (イタリア・イギリス・中国 1987)


製作
ジェレミー・トーマス/フランコ・ジョヴェール/ジョイス・ハーリー
監督
ベルナルド・ベルトルッチ
脚本
マーク・ペプロー/ベルナルド・ベルトルッチ
撮影
ヴィットリオ・ストラーロ
音楽
坂本龍一/デヴィッド・バーン
ジャンル
歴史/ドラマ
受賞
アカデミー賞 美術賞/撮影賞/衣装デザイン賞/監督賞/編集賞/作曲賞/作品賞/音響賞/脚色賞
ボストン批評家協会賞 撮影賞
セザール賞 外国映画賞
ヨーロッパ映画賞 審査員特別賞
フランダース国際映画祭 外国映画賞
ゴールデン・グローブ賞 監督賞/作品賞/作曲賞/脚色賞
LA批評家協会賞 撮影賞/音楽賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー 自由表現賞
NY批評家協会賞 撮影賞
英国アカデミー賞 衣装デザイン賞/作品賞/メイクアップ賞

キャスト
ジョン・ローン
宣統帝溥儀(ヘンリー)
ジョーン・チェン
婉容(エリザベス;正室)
ピーター・オトゥール
レジナル・フレミング・ジョンソン(R・J)
坂本龍一
甘粕マサヒコ大尉
ケイリー・ヒロユキ・タガワ
チャン
高松英郎
石狩将軍

内容
 清朝最後の皇帝・溥儀の波乱の生涯を描いた絢爛たる大作。
 '50年、満州国戦犯として中国本土に護送された元満州国皇帝・溥儀は、両手首の血管を切って自殺を図る。薄れゆく意識のうちに、まざまざと過去の情景がよみがえる。
 '08年、死期の迫った西太后によって皇帝に任命された3歳の溥儀は1000人もの宦官にかしずかれて昔ながらの生活を送る。14歳の時、イギリス人のジョンストンが溥儀の家庭教師となり、溥儀の目を世界に向けさせた。やがて溥儀は、婉容を皇后に文繍を后に迎えた。
 '24年、ついに溥儀らは馮玉祥軍によって紫禁城を追放される。その後、溥儀は日本軍に利用され満州国の傀儡皇帝となる。戦後は戦犯として9年間の囚人生活を送り、最後は植物園の園長として生涯を閉じる。
 世界初の紫禁城ロケによる映像は重厚かつ華麗で、500人の重臣のかしずく即位式や皇后の輿入れの儀式など見ごたえ十分。
 坂本龍一(作曲賞)をはじめ、10部門でアカデミー賞を受賞した。