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マイ・レフトフット
My Left Foot
 (イギリス・アイルランド 1989)


製作
ノエル・ピアソン/アーサー・ラパン
監督
ジム・シェリダン
原作
クリスティ・ブラウン
脚本
シェーン・コノートン/ジム・シェリダン
撮影
ジャック・コンロイ
音楽
エルマー・バーンスタイン
ジャンル
ドラマ/伝記
受賞
アカデミー賞 主演男優賞(ダニエル・デイ・ルイス)/助演女優賞(ブレンダ・フリッカー
英国アカデミー賞 主演男優賞(ダニエル・デイ・ルイス)/助演男優賞(レイ・マカナリー)
LA批評家協会賞 主演男優賞(ダニエル・デイ・ルイス)/助演女優賞(ブレンダ・フリッカー
モントリオール世界映画祭 主演男優賞(ダニエル・デイ・ルイス)/助演女優賞(ブレンダ・フリッカー
NY批評家協会賞 主演男優賞(ダニエル・デイ・ルイス)/作品賞

キャスト
ダニエル・デイ・ルイス
クリスティ・ブラウン
ブレンダ・フリッカー
ブラウン夫人
アリソン・ウェラン
老シーラ
キルステン・シェリダン
シャロン・ブラウン
デクラン・クロガン
老トム
エナ・コンミー
サディ
シリル・キューザック
キャッスルウェランド卿
フェリム・ドリュー
ブライアン
ルース・マッケイブ
メアリー・カー
レイ・マカナリー
ブラウン氏
ヒュー・オコナー
少年クリスティ

内容
 アイルランドの画家であり、詩人であり、作家でもある実在のクリスティ・ブラウンは生まれながら、重度の脳性小児マヒに冒されていた。だが、貧しい子だくさんの家庭にあっても、温かい母の愛と父や兄妹たちの支えで日々を過ごしていた。
 医者からは、“植物同然にしか生きられない”と宣告されていたが、ある日、クリスティが左足を使ってチョークで何かを書いていた。“MOTHER”それが、彼の書いた初めての文字だった。並々ならぬ努力で、話せるようになり、絵を描き、のちに妻となるメリー・カーと出逢うまでを辛抱強く丁寧に描き出している。
 センチメンタルになりがちな話をドライに、同情しすぎずに、クリスティの苦悩を演出するジム・シェリダンはこれが初監督とは思えないほど。また撮影中、ずっと車椅子に座り、左足だけを使って生活していたダニエル・デイ・ルイスと母親役のブレンダ・フリッカーの名演技は、アカデミー主演男優、助演女優賞受賞にまさにふさわしい。