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闇の聖母 侍女の物語
The Handmaid's Tale
 (アメリカ・ドイツ 1990)


製作
ダニエル・ウィルソン/ゲイル・ゴールドバーグ/アレックス・ガートナー
監督
フォルカー・シュレンドルフ
原作
マーガレット・アトウッド
脚本
ハロルド・ピンター
撮影
イゴール・ルター
音楽
坂本龍一
ジャンル
ドラマ/SF

キャスト
ナターシャ・リチャードソン
ケイト
フェイ・ダナウェイ
セリーナ・ジョイ
アイダン・クイン
ニック
エリザベス・マクガヴァン
モイラ
ヴィクトリア・テナント
リディア
ロバート・デュヴァル
司令官
ブランチ・ベイカー
オフグレン
トレイシー・リンド
ジャニーン

内容
 ニュージャーマンシネマの旗手として活躍し、今やドイツを代表する監督となったフォルカー・シュレンドルフ監督が、初めてアメリカ資本で撮った作品。
 近未来の北アメリカ大陸。右翼信奉者の手によってアメリカは崩壊し、新しくギリアッド連邦が建設された。しかし、環境汚染や原発事故などにより不妊症の女性が急増。そこで政府は、単なる子供を生むだけの女性(侍女)を養成し、それによって国家の安定を保っていた。
 だが、こうした社会制度を嫌い、国外逃亡を試みる人々もいた。ケイトもそうした人々のひとりだったが、国境で捕らえられ、侍女として再教育される……。
 カナダの女性作家、マーガレット・アトウッドの小説をほぼ忠実に映画化したものだが、フェミニズムと現代社会への警告をこめた作品となっている。
 主演は監督トニー・リチャードソンを父に、そして大女優ヴァネッサ・レッドグレーヴを母に持つナターシャ・リチャードソン。