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さらば、わが愛/覇王別姫
Farewell to My Concubine
 (香港 1993)


製作総指揮
シュー・ビン/シュー・ジェード
製作
トン・チュンニェン/シュー・ホン/リー・チェンド/ドナルド・ランヴォード/ジア・シャン/イン・スン
監督
チェン・カイコー
原作
リリアン・リー
脚本
リリアン・リー/ルー・ウェイ
撮影
グー・チャンウェイ
音楽
ザオ・ジピン
ジャンル
ドラマ/ロマンス/同性愛
受賞
ボストン批評家協会賞 外国語映画賞
英国アカデミー賞 外国語映画賞
カンヌ映画祭 グランプリ
ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞
LA批評家協会賞 外国語映画賞
NY批評家協会賞 外国語映画賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー 外国語映画賞

キャスト
レスリー・チャン
小豆子(程蝶衣)
チャン・フォンイー
小石頭(段小樓)
コン・リー
菊仙
ルォ・ツァイ
師匠

内容
 京劇の十八番「覇王別姫」を得意演目とするふたりの京劇俳優の生きざまに中国の近・現代史を重ね合わせた壮大な物語を描き、記録的な大ヒットとなった一編。
 '25年、9歳の少年、小豆子が娼婦の母親に連れられ、京劇養成所“喜福成”へとやって来た。いじめられっ子の彼は、唯一かばってくれた少年、小石頭と仲良くなる。やがてふたりは成長し、女性的な小豆子は女形に、男性的な小石頭は男役に決められ、それぞれ程蝶衣、段小樓と名乗り有名スターとなっていった。
 '37年、日本との戦いが深まるなかで段小樓は娼婦の菊仙と出会い、結婚。段小樓に人知れぬ思いを抱いていた程蝶衣は、2度と共演しないと捨てぜりふを吐き、彼の元を去った。
 '49年、程蝶衣は街でスイカ売りをしていた段小樓と再会し、和解。再び舞台に立つ。だが、京劇は変革を求められ……。
 同性愛的なニュアンスも含め、中国近・現代史のタブーに挑んだチェン・カイコー監督。程蝶衣を演じるレスリー・チャンの妖艶さも話題になった。