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ゴダールの決別
Helas pour moi
 (フランス・スイス 1993)


製作
アンヌ・マリー・フォー/クリスティーヌ・ゴズラン/ルイ・グロー/クリスティーヌ・ユタン/リュック・ペーター/ブノワ・ロッセル/ピエール・アラン・シャッツマン
監督
ジャン・リュック・ゴダール
脚本
ジャン・リュック・ゴダール
撮影
ブライス・ボーキ/フィリップ・ブノワ/カロリーヌ・シャンペティエ/ロラン・インセラン/ジュリアン・イーシュ/シャーリー・ユセ
音楽
アインツ・オリジェ
ジャンル
ドラマ

キャスト
ジェラール・ドパルデュー
シモン・ドナデュー
ロランス・マスリア
ラシェル・ドナデュー
ベルナール・ヴェルレ
エイブラハム・クリント
ローラン・ブランシェ
教授

内容
 ゴダールが、ギリシャ神話に材を採ったジャン・ジロドーの戯曲「アンフィトリオン」を自由に翻案し、ジェラール・ドパルデューを主演に迎えて撮った宗教的な色彩の濃い一編。
 スイス、レマン湖のほとりに暮らす、ごく普通の夫婦シモンとラシェル。しかし、シモンはある日、自らが神であると言い、ラシェルの肉体を強引に奪う……。
 物語の話者としてアブラム・クリムトという探偵を登場させ、5つの断章によって物語を重層的にしたゴダールは、音そのものをも多層化させる。まるで映像と音の一大ポリフォニーと呼び得るかのような空間を創出し、そこに神と人間との葛藤を描き出す。「新ドイツ零年」('91)以降のゴダールの方向性が、ここに明らかとなっているかのようだ。