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ベイビー・オブ・マコン
The Baby of Macon
(ベルギー・フランス・ドイツ・イギリス 1993)


製作総指揮
デニス・ウィグマン
製作
キース・カサンダー/イヴ・マリオン/クリストフ・ハンバイザー/フランク・ヘンシーク/ジャン・ルイ・ピエール
監督
ピーター・グリーナウェイ
脚本
ピーター・グリーナウェイ
撮影
サッカ・ヴィルニー
音楽
ジョン・ブロウ/アルカンジェロ・コレリ/マシュー・ロック/クローディオ・モンテヴェルディ/ヘンリー・パーセル
ジャンル
ドラマ/時代劇

キャスト
ジュリア・オーモンド
レイフ・ファインズ
司教の息子
フィリップ・ストーン
司教
ジョナサン・レイシー
コズモ・ド・メディチ
ドン・ヘンダーソン
神父
セリア・グレゴリー
修道院長
ジェフ・マットール
執事
ジェシカ・スティーヴンソン
助産婦
キャスリン・ハンター
助産婦
ガブリエル・ライディ
助産婦
フランク・エガートン
プロンプター
フェリム・マクダーモット
家庭教師

内容
 ピーター・グリーナウェイによる問題作。
 17世紀のイタリア。町の劇場で、「マコンの赤児」と題された劇が幕を開けた。それは、不妊症が流行する時代に醜い妊婦から生まれた子供が、金のためにその姉に利用され、救世主に祭り上げられるというもの。舞台袖の特別席には権力者のコシモらの一行が陣取り、舞台にしゃしゃり出ては大声で感想をもらす。やがて、舞台上と観客席の境界があいまいになっていき……。
 格調高い映像美で描かれた物語の中に、マスコミに翻弄されやすい現代社会の風潮を浮き彫りにする。スキャンダラスな結末が、いかにもグリーナウェイらしい。