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アルビノ・アリゲーター
Albino Alligator
 (アメリカ 1996)


製作
ブラッドリー・ヤンケル/ブラッド・クレヴォイ/スティーヴン・スタブラー/バーバラ・ホール
監督
ケヴィン・スペイシー
脚本
クリスチャン・フォルテ
撮影
マーク・プラマー
音楽
マイケル・ブルック
ジャンル
サスペンス/スリラー

キャスト
マット・ディロン
ドーヴァ
フェイ・ダナウェイ
ジャネット・ボードリュー
ゲイリー・シニーズ
ミロ
ウィリアム・フィクナー
ロウ
ヴィゴ・モーテンセン
ガイ・フォーカード
ジョン・スペンサー
ジャック
スキート・ウルリッチ
ダニー・ボードリュー
フランキー・フェイソン
マーヴ・ローズ
メリンダ・マッグロウ
ジェニー・ファーガソン
M・エメット・ウォルシュ
ディーノ
ジョー・マンテーニャ
ATF捜査官G・D・ブラウニング

内容
 「セブン」「ユージュアル・サスペクツ」などの悪役演技で異彩を放ち、ハリウッドの貴重なバイプレイヤーとして活躍するケヴィン・スペイシーの初監督作。
 ニューオリンズの会社事務所に押し入った強盗犯3人が、別の武器密輸事件を張り込んでいた捜査官をひき殺して逃走。彼らは地下のバーに身を隠すが、瞬く間に警官隊に包囲されてしまう。たったひとつの出口を前に彼らは人質をとるが……。
 舞台出身の実力派俳優がメガホンを執っただけあって、20年代風のクラシックな雰囲気のバーに舞台を限定した密室劇の中に、個性的なキャストの持ち味が巧みに生かされている。犯人や人質が模索する地下からの脱出法や、最後に誰が生き残るのかというミステリー仕立てのスリルがラストぎりぎりまで持続。緊迫した状況の下、登場人物の秘密や嘘が明らかになっていく脚本の妙も見逃せない。
 ちなみにタイトルは、突然変異の色素異常で生まれた白いワニのことで“生け贄”の寓意を持っている。