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イルマ・ヴェップ
Irma Vepp
 (フランス 1996)


製作総指揮
フランソワーズ・ギュグリエルミ
製作
ジョルジュ・ベナイユン
監督
オリヴィエ・アサイヤス
脚本
オリヴィエ・アサイヤス
撮影
エリック・ゴーティエ
ジャンル
コメディ
受賞
ロッテルダム国際映画祭 KNF賞

キャスト
マギー・チャン
本人
ジャン・ピエール・レオー
ルネ・ヴィダル
ナタリー・リシャール
ゾエ
アントワーヌ・バスレール
ジャーナリスト
ビュル・オジェ
ミレーユ
ルー・カステル
ホセ・ミラノ

内容
 サイレント期の連続活劇「吸血ギャング団」がリメイクされることになり、香港のアクション女優マギーが主役に選ばれる。ところがマギーがパリに到着してみると、監督のルネがスランプに陥り撮影はまったくはかどらない。途方に暮れたマギーは、「吸血ギャング団」の主人公、怪盗イルマ・ヴェップの衣装に身を包んでホテルを抜け出すのだった!
 アジアのトップ女優マギー・チャンが実名で登場し、キャットウーマンを思わせるピチピチのコスチュームでパリの街を駆けめぐるという極めてユニークな作品。早撮りと即興演出によるルポルタージュ調の映像が効果を発揮し、異国を訪れたヒロインの戸惑いがライブ感豊かに活写されている。
 監督はホウ・シャオシエンに関するドキュメンタリーを手がけるなど、アジア映画に深い関心を寄せる俊英オリヴィエ・アサイヤス。また、ジャン・ピエール・レオーが悩める映画監督ルネをハマリ役で演じており、ラストで明かされるキッチュな劇中映像もお楽しみ。