ボルケーノ

ボルケーノ

Volcano

　（アメリカ　1997）

製作総指揮	ローレン・シュラー・ドナー
製作	アンドリュー・Ｚ・デイヴィス／ニール・Ｈ・モリッツ／ストークリー・チャフィン／マイケル・フォットレル／スコット・スタバー
監督	ミック・ジャクソン
原作	ジェローム・アームストロング
脚本	ジェローム・アームストロング／ビリー・レイ
撮影	テオ・ヴァン・デ・サンド
音楽	アラン・シルヴェストリ
ジャンル	パニック／アクション

キャスト
トミー・リー・ジョーンズ	マイク・ローク
アン・ヘッシュ	エイミー・バーンズ博士
ギャビー・ホフマン	ケリー・ローク
ドン・チードル	エミッチ・リース
ジャクリーン・キム	ジェイ・カルダー博士
キース・デヴィッド	エド・フォックス刑事
ジョン・コーベット	ノーマン・カルダー
マイケル・リスポリ	ゲイター・ハリス
ジョン・キャロル・リンチ	スタン・オルバー
マルセロ・セドフォード	ケヴィン
ローリー・ラザム	レイチェル

内容

　「ツイスター」「ダンテズ・ピーク」などとともに、70年代に一世を風靡した自然災害パニックものを、90年代の最新SFXテクニックを投入することで“再生”させた１本。
　ロサンゼルスの観光名所ラ・ブレアにある公園のタール池から、ある日突然マグマが噴出する。マンホールのフタを吹き飛ばすほどの勢いで、ひたすら突き進む溶岩。火山弾がビルを襲い、火山灰は雪のように降り積もる。
　ロス郡危機管理局(EOC)のローク局長は、町の被害を最小限に食い止めるために地道な努力を続けていく。
　ドロドロ感もリアルな溶岩は、CGとは思えない迫力。また、人災をむやみに飛び火させてスリルを高めるのではなく、マグマの破壊力を真正面から直視。それに対峙する庶民それぞれの姿勢こそを、丹念に拾い上げていく。
　娘思いの局長にトミー・リー・ジョーンズが扮するほかはスター俳優が見当たらないことも、シークエンスそのものの感動を高めていると言えるだろう。