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英雄の条件

Rules of Engagement
(アメリカ・カナダ・ドイツ・イギリス 2000)


製作総指揮
アダム・シュローダー/ジェームズ・ウェブ
製作
スコット・ルーディン/アーン・シュミット/リチャード・D・ザナック
監督
ウィリアム・フリードキン
原作
ジェームズ・ウェブ
脚本
スティーヴン・ギャガン
撮影
ウィリアム・A・フレイカー
音楽
マーク・アイシャム
ジャンル
サスペンス/スリラー

キャスト
トミー・リー・ジョーンズ
ヘイズ・‘ホッジ’・ホッジス大佐
サミュエル・L・ジャクソン
テリー・L・チルダーズ大佐
ガイ・ピアース
マーク・ビッグス少佐
ベン・キングスレイ
ムーレイン大使
ブルース・グリーンウッド
ビル・ソカル
アン・アーチャー
ムーレイン夫人
ブレア・アンダーウッド
リー大尉
フィリップ・ベイカー・ホール
H・ローレンス・ホッジス将軍

内容
 中東イエメンのアメリカ大使館が、デモ隊に包囲された。大使家族を救出する任務を受け、ベテランで海兵隊の英雄、チルダーズ大佐は部下を連れイエメンへと向かい、救出に成功する。
 しかし、83名もの一般市民を無差別発砲のうえ死亡させたとし、彼は軍事裁判にかけられてしまう。目撃者もなく、証拠もないこの事件のチルダーズ側の弁護を引き受けたのは、戦友ホッジスだった…。
 全米初登場でいきなりの1位を獲得!映画のプロ集団が作り上げたサスペンスといっていいほどベテラン陣、演技派が勢揃いした本作。善人なのか悪人なのか分からないサミュエル・L・ジャクソンの観客を煙に巻く威圧感のある演技。そして冴えない男を演じるトミー・リー・ジョーンズの頼り無さが、この作品の展開を見えないものにし、スリリングでパワフルなものにしている。
 オープニングの2人の出会いといえるベトナムのジャングルでの戦闘シーン、作品の重要なキーとなる大使救出シーンはドキュメンタリー手法を用いていて、まさに現場にいるかのような臨場感。最初から最後まで目が離せない、政治的かつ、社会問題、そして熱い男の友情物語は必見だ。