2029年の近未来。宇宙へと開発の手を伸ばす人類は、その相棒としてチンパンジーを選んだ。宇宙ステーション・オベロン号にも訓練されたチンパンジーのパイロットが乗り込み、惑星間の偵察に目を光らせていた。ある日、宇宙空間に異常が認められオペロン号は調査に向かうが交信不通となってしまう。その事態を聞いた宇宙飛行士レオは単独で宇宙へ飛び出すが、彼もまた消息を絶った。そんな彼がたどり着いたのは、人間のことばを話す猿がいる謎の惑星だった。
1968年、フランクリン・J・シャフナー監督、チャールトン・ヘストン主演で作られた「猿の惑星」は世界中で大ヒットし、映画史に残る傑作SFとなった。そして21世紀を迎えたいま、その「猿の惑星」が全く新しい映画として甦ったのだ。監督は、「バットマン」「シザーハンズ」などを手掛けた奇才・ティム・バートン。今回は、ジェームズ・キャメロン、オリヴァー・ストーンなど、そうそうたる監督候補者の中から選ばれた。監督は「続編ともB級映画ともちがう、新たにイメージした作品」と断言している。特殊メイクを担当したのは、6度もオスカーに輝いてるリック・ベイカー。なんと、500!もの顔の異なる猿を作り上げている。 |