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大地のうた
Pather Panchali
 (インド 1957)


監督 サタジット・レイ
脚本 サタジット・レイ
撮影 スブラト・ミットロ
音楽 ラヴィ・シャンカール
ジャンル ドラマ
シリーズ 大河のうた(1957)
大樹のうた(1959)
受賞 カンヌ映画祭 ヒューマン・ドキュメント賞/国際カトリック映画事務局賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー 外国映画賞

キャスト
シュビル・バナージ オプー
カヌ・バナージ ハリハー・レイ
コルナ・バナージ サーボジャヤ・レイ
チュニバラ・デビ インディア・シャクラン

内容
 ベンガルの貧しい下級官吏の息子の成長過程を追った大河ドラマ3部作の第1作。
 オプー少年の父が賃労働で遠出する間、貧窮をきわめる生活を母は必死できりもりする。しかし、姉が肺炎で倒れたのに意を決して、新しい生活を求め一家は住みなれた故郷を離れていく。
 インドの片田舎の日常生活を、少年のくもりのない眼を通して、静かに力強く描ききったレイの処女演出は、厳しいリアリズムと節度のある叙情性をもっていてみごと。
 特に、オプーが優しい姉を連れ、森を抜け、すすき野を横切って、平原を走る汽車を見に行くシーンは、大自然を映し出すモノクロ映像が少年の遠い憧れにきらめいて、実にみずみずしい。