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甘い生活
La Dolce Vita
 (イタリア・フランス 1960)


製作総指揮 フランコ・マグリ
製作 ジュゼッペ・アマート/アンジェロ・リッツォーリ
監督 フェデリコ・フェリーニ
原作 フェデリコ・フェリーニ
脚本 フェデリコ・フェリーニ/エンニオ・フライアーノ/トゥリオ・ピネリ/ブルネロ・ロンディ
撮影 オテロ・マルテッリ
音楽 ニーノ・ロータ
ジャンル ドラマ
受賞 アカデミー賞 衣装デザイン賞
カンヌ映画祭 グランプリ
NY批評家協会賞 外国語映画賞

キャスト
マルチェロ・マストロヤンニ マルチェロ
アニタ・エクバーグ シルヴィア
アヌーク・エーメ マッダレーナ
イヴォンヌ・フルノー エンマ
マガリ・ノエル ファニー
アラン・クニー スタイナー

内容
 最初。フェリーニが考えていたタイトルは「紀元2000年のバビロン」。20世紀のバビロンさながらのローマの退廃ぶりを余すところなく描いた大作だ。フェリーニ作品としては、後年の「サテリコン」や「カサノバ」の原型とも言える画期的作品である。スターの顔ぶれの豪華さも特筆に値する。
 現代のローマ。作家を夢見て地方から出て来たマルチェロは、今ではゴシップ記者。ある夜、大富豪の娘と一夜をともにして帰宅すると、同棲中のエンマが自殺を図っていた。エンマを病院に入れたマルチェロは、空港にハリウッドのグラマー・スター、シルヴィアの取材に行く。
 天衣無縫なシルヴィアにマルチェロはさんざん引きずり回される。そんな彼の心のよりどころは、友人のスタイナー一家。スタイナーの知的で平和な生活は、マルチェロに作家への志を思い出させるが、スタイナーは子供と一緒に自殺をしてしまう。ショックを受けた彼は、乱痴気パーティをして夜を明かしたのち、海岸で怪魚の死骸を見つけるのだった。